
未来を造る!金属を自由に形作る3Dプリンティングの最新技術
金属を3Dプリンターで自由に形作る新しい技術が生まれました。KUKA社とHS Automationという会社が協力して開発したこの技術は、複雑な金属部品を経済的に作れる画期的なものです。
皆さんは3Dプリンターをご存じですか?プラスチックなどの材料を層ごとに積み重ねて立体物を作る機械です。今回のシステムは、金属のワイヤーをレーザーで溶かしながら積み上げていきます。
どんなことができるの?
このシステムの最大の特徴は、「サポート構造なし」で金属部品を作れることです。サポート構造とは、通常の3Dプリンティングで浮いた部分を支えるために必要な骨組みのことです。この技術では、ロボットアームと回転テーブルを組み合わせることで、どんな角度からも材料を積み上げられるので、サポート構造が不要になりました。
作れるものは工具や機械部品だけでなく、自由な形の造形物も可能です。ステンレス鋼、チタン、インコネル(特殊な耐熱合金)など様々な金属が使えます。将来的には銅も使えるようになる予定です。
最新のレーザー肉盛溶接技術によるプリント
レーザー肉盛溶接は、高出力レーザーを熱源として使用し、金属