
SeaPerch IIで広がる水中ロボット体験
みなさんは水中を自由に動き回るロボットを操作してみたいと思ったことはありませんか?
MITシーグラント(MITの持つ科学技術の知見を活かして、海や沿岸をより良くし、未来につなげていくための活動をしている組織)が開発した「SeaPerch II」は、学生たちに水中探査の楽しさを教えてくれる素晴らしい教材です。
誰でも使える水中ロボット
SeaPerch IIではArduinoを使って造られています。
Arduinoの基本理念は「複雑な技術を簡単に」することです。むき出しの基板であるマイクロコントローラー(小さなコンピューター)は初心者には難しく感じるかもしれませんが、Arduino開発ボードは学生でも親しみやすく勉強しやすい仕組みになっています。
MITシーグラントはこの特徴を活かして、学生向けの新しい水中ROV(遠隔操作型水中ロボット)「SeaPerch II」を設計しました。
MITシーグラントプログラムは2003年に最初のSeaPerchを立ち上げ、学生たちを水中ROVの世界へ導きました。オリジナルのSeaPerchは一般的な部品で手頃に作れるものでしたが、技術は過去