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STマイクロのMEMS Studioの使い方解説動画が公開中

STマイクロのMEMS Studioの使い方解説動画が公開中

STマイクロエレクトロニクス社のYoutube公式アカウントに、同社の開発環境であるMEMS Studioを使った開発方法に関する動画が公開されています。 MEMSとは? MEMSとは「Micro Electro Mechanical Systems(マイクロ電気機械システム)」の略です。簡単に言うと、とても小さな機械部品と電子回路を一つのチップに組み込んだ技術のことです。髪の毛よりも細い部品が動いたり、微小な空間で電気信号を処理したりします。スマートフォンが傾きを感知したり、車のエアバッグが衝撃を検知したりするのも、このMEMS技術のおかげです。 私たちの身の回りには、たくさんのMEMSセンサーが使われています。スマートフォン、スマートウォッチ、ゲーム機器、車、家電製品など、様々な製品に組み込まれ、私たちの生活を便利にしています。 MEMSセンサーで検知できること MEMSセンサーは様々な変化を検知できる優れた電子部品です。主に以下のようなことを感知できます: * 動き・方向: 加速度センサーやジャイロセンサーで歩行、走行、転倒などの動きや向きの変化を検知できます。
Takashi Imoto
未来を造る!金属を自由に形作る3Dプリンティングの最新技術

未来を造る!金属を自由に形作る3Dプリンティングの最新技術

金属を3Dプリンターで自由に形作る新しい技術が生まれました。KUKA社とHS Automationという会社が協力して開発したこの技術は、複雑な金属部品を経済的に作れる画期的なものです。 皆さんは3Dプリンターをご存じですか?プラスチックなどの材料を層ごとに積み重ねて立体物を作る機械です。今回のシステムは、金属のワイヤーをレーザーで溶かしながら積み上げていきます。 どんなことができるの? このシステムの最大の特徴は、「サポート構造なし」で金属部品を作れることです。サポート構造とは、通常の3Dプリンティングで浮いた部分を支えるために必要な骨組みのことです。この技術では、ロボットアームと回転テーブルを組み合わせることで、どんな角度からも材料を積み上げられるので、サポート構造が不要になりました。 作れるものは工具や機械部品だけでなく、自由な形の造形物も可能です。ステンレス鋼、チタン、インコネル(特殊な耐熱合金)など様々な金属が使えます。将来的には銅も使えるようになる予定です。 最新のレーザー肉盛溶接技術によるプリント レーザー肉盛溶接は、高出力レーザーを熱源として使用し、金属
Takashi Imoto
壁掛け型の自作LEDゲームパネルの作り方を紹介

壁掛け型の自作LEDゲームパネルの作り方を紹介

Adafruitのブログで、Raspberry PiとLEDマトリックスを使った壁掛け型のゲームパネルの自作方法が紹介されています。 この記事では、Raspberry Pi上でレトロ風のゲームができるピコ8を動かしています。さらに画面をソフトウェアで128×128ピクセルのディスプレイに表示し、非常に明るいレトロな雰囲気を楽しめる環境を自作するものです。 LED Matrix Wall Arcade for Pico-8Use the Piomatter for Raspberry Pi 5 to drive four 64x64 HUB-75 RGB LED matrices for a perfect 1:1 Pico-8 fantasy console on your wall.Adafruit Learning SystemJohn Park ピコ8って何? ピコ8(PICO-8)は「ファンタジーコンソール」と呼ばれる、
Takashi Imoto
ゴールデンウィークにM5Stack Japan Tour 2025 が大阪と函館で開催予定

ゴールデンウィークにM5Stack Japan Tour 2025 が大阪と函館で開催予定

2025年5月2日に大阪・門真市で「M5Stack Japan Tour 2025 Spring Osaka」、が開催されます。この記事では、イベントの魅力や見どころをご紹介します。2025年5月4日に「M5 Japan Tour 2025 Spring Hakodate」が開催される予定です。 M5Stack Japan Tour 2025 Spring Osaka M5stack Japan Tour 2025 Spring Osaka今年も開催!M5Stack Japan Tour 2025 Osaka!! 【イベント概要】 昨年も大盛況だった「M5Stack Japan Tour 2025 Osaka」を... powered by Peatix : More than a
Takashi Imoto
函館にてNT函館2025開催

函館にてNT函館2025開催

趣味で作った作品や発明品を展示できるイベント「NT函館2025」が開催される予定です。 NT函館とは、技術好きな人たちが集まって自分の作品を展示し合うイベントです。ロボットや電子工作、プログラミング作品など、様々なジャンルの「つくるもの」が一堂に会します。 開催情報 * 日時:2025年5月5日(祝)10:00~16:00 * 場所:函館市地域交流まちづくりセンター(北海道函館市末広町4-19) * 出展費:1ブースあたり3,000円(税込)※高校生以下は無料 (出展者の募集は執筆時点で締め切られています。) HOME | NT函館NT函館 〜俺得の祭典〜 公式サイトです。 2025年5月5日(月/祝) 第二回開催決定! 昨年の開催はおかげさまで、出展者33組・来場者450名 となりました。NT函館 楽しみ方いろいろ! このイベントでは、単に作品を見るだけではなく、体験型のワークショップも開催されます。ミニ四駆を走らせたり、「函館機械競馬」というロボコン企画に参加したりすることもできます。 特にミニ四駆コーナーでは、自分のマシンを持ち込んで走らせることがで
Takashi Imoto
電子機器不要!3Dプリンターから誕生する歩くロボット

電子機器不要!3Dプリンターから誕生する歩くロボット

みなさんは、電子部品をまったく使わずに動くロボットを想像できますか?カリフォルニア大学サンディエゴ校の研究チームが、そんな驚きの技術を開発しました。3Dプリンターで出力したあと、圧縮ガスのカートリッジを取り付けるだけで歩き始めるロボットです。 どんなロボット? このロボットの最大の特徴は、電子機器をまったく使っていないこと。普通のロボットには電子回路やモーターが必要ですが、このロボットは圧縮空気の力だけで動きます。まるで蒸気機関車のような仕組みで、6本の足を交互に動かして前進するのです。 作り方もとてもシンプル。一般的なデスクトップ3Dプリンターと市販の材料だけで、一度に印刷できます。製造コストはたったの約3,000円ほど。 なぜ電子機器を使わないの? 電子機器が使えない場所でも活躍できるからです。例えば、強い放射線がある科学調査や、災害救助、宇宙探査などの場面で役立つ可能性があります。研究チームのテストでは、空気や圧縮ガスが供給されていれば、3日間休みなく動き続けることが確認されました。 さらに、このロボットは水中でも歩くことができます。芝生や砂の上など、さまざまな地
Takashi Imoto
日本における電子工作・モノづくり&技術系同人誌イベント

日本における電子工作・モノづくり&技術系同人誌イベント

日本各地のモノづくりをする人たち。仕事でやる人もいれば、趣味でやる人もいます。そんなMakerたちが集まるイベントが全国で開催されています。 この記事では、そんなモノづくりをする人たちが集めるイベントを紹介します。 Maker Fair 「Maker Faire」は、DIY精神と創造性を祝う世界的なイベントであり、日本では「Maker Faire Tokyo」がその代表的な存在です。2024年の「Maker Faire Tokyo」は、9月21日(土)と22日(日・祝)に東京ビッグサイト(西4ホール)で開催されました。このイベントは、小型コンピューター、3Dプリンター、AIといった新しいテクノロジーを活用し、ユニークな発想で製作された作品が集まる、まさに「地球上で最大のショーアンドテル」と呼ぶにふさわしい祭典です。2023年の開催時も多くのメイカーが集まり、展示やデモンストレーションが行われ、子供向けのワークショップや最新技術の紹介など、多様なコンテンツが提供されました。 早くも2025年の「Maker Faire Tokyo」の開催も決定しており、10月4日(土)と5日(
Takashi Imoto
SeaPerch IIで広がる水中ロボット体験

SeaPerch IIで広がる水中ロボット体験

みなさんは水中を自由に動き回るロボットを操作してみたいと思ったことはありませんか? MITシーグラント(MITの持つ科学技術の知見を活かして、海や沿岸をより良くし、未来につなげていくための活動をしている組織)が開発した「SeaPerch II」は、学生たちに水中探査の楽しさを教えてくれる素晴らしい教材です。 誰でも使える水中ロボット SeaPerch IIではArduinoを使って造られています。 Arduinoの基本理念は「複雑な技術を簡単に」することです。むき出しの基板であるマイクロコントローラー(小さなコンピューター)は初心者には難しく感じるかもしれませんが、Arduino開発ボードは学生でも親しみやすく勉強しやすい仕組みになっています。 MITシーグラントはこの特徴を活かして、学生向けの新しい水中ROV(遠隔操作型水中ロボット)「SeaPerch II」を設計しました。 MITシーグラントプログラムは2003年に最初のSeaPerchを立ち上げ、学生たちを水中ROVの世界へ導きました。オリジナルのSeaPerchは一般的な部品で手頃に作れるものでしたが、技術は過去
Takashi Imoto
自作で極上の味を追求!Arduinoで実現する本格スーヴィー調理器の紹介

自作で極上の味を追求!Arduinoで実現する本格スーヴィー調理器の紹介

Arduino Blogでは究極の肉料理を調理するマシンを自作する事例を紹介しています。 近年、レストランで提供されるような高品質な料理を自宅で楽しむ人が増えています。その中でも注目を集めているのが、「スーヴィー(sous vide)」という調理法です。フランス語で「真空調理」を意味するこの技術は、食材を真空パックし、低温で長時間加熱することで、素材本来の旨味を最大限に引き出すことができます。 A DIY sous vide cooker for making the perfect steak | Arduino BlogSous vide (which means “under vacuum” in French) is a cooking technique in which food is sealed in a plastic bag (or another container)
Takashi Imoto
未来を創る? 話題の「生成AI」ってなんだろう?

未来を創る? 話題の「生成AI」ってなんだろう?

最近、「生成AI(せいせいエーアイ)」やChatGPTという言葉をニュースやインターネットでよく耳にすると思います。既に使っているよ!という方も多いと思いますが、一方で悪用される懸念も指摘されています。 実際に、ある大学ではレポートを生成AIに書かせてそのまま提出するという「ずる」をして怒られたとかいう話もあります。 また、アメリカでは若い世代は、ほとんどと言って良いほど身近に使われているようです。 生成AIはツール(道具)ですので、それを社会貢献のために活用するのか、悪い事のために活用するのかは、使う側の「人間」次第です。 これから新しい世界を創る重要なテクノロジーの生成AIとは何なのか?について「正しく」理解しましょう。 そもそも「AI」って? そして「生成AI」とは? まず、「AI」について簡単におさらいしましょう。AIは「人工知能(じんこうちのう)」のことで、まるで人間のように考えたり、学んだりするコンピューターのシステムのことです。これまでも、AIは画像に写っているものを認識したり、言葉を翻訳したりと、色々な場面で活躍してきました。 では、「生成AI」は何が違
Takashi Imoto
おもちゃに高い電圧をかけるとどうなるのか?

おもちゃに高い電圧をかけるとどうなるのか?

ラジコンのタイヤやロボットの足などが動くのは、中で「モーター」と呼ばれる部品が電気によって回転しているからです。 モーターには定格電圧というのがあります。正常に動くための最大電圧であり、それ以上の電圧をかけると熱をもって壊れてしまう可能性があります。 例えば、アルカリ単3電池1個を使うおもちゃだと、(直接、電池とモータが繋がっていれば)1.5V、2個だと3Vの電圧がモーターにかかります。 おもちゃに普通の電池を入れて使っていれば、定格電圧を超える事はありませんが、無理やり電源装置というのを使って高い電圧をかけるとどうなるのか? それは、とても危険なので、みなさんはやってはいけません! おもちゃが燃えたり、触ると火傷(やけど)したりする可能性があります。 しかし、どうなるのか見てみたい場合は、Youtubeにあるこちらの動画をみてください。 動画では電圧を徐々に上げていきますが、一定までは、普通より早く動きます。 もっとあげていくと、ありえないくらい早く動きますが、音がおかしくなったり、ぎこちない動きになったります。 もっとあげていくとやがて煙をだしたり、動かなくなった
Takashi Imoto
書籍情報 Interface 2025年5月号 〜Pythonで体験!LiDARプログラミング〜

書籍情報 Interface 2025年5月号 〜Pythonで体験!LiDARプログラミング〜

『Interface 2025年5月号』は、Pythonを活用したLiDARプログラミングに焦点を当てた特集号です。スマートフォンの点群データを利用して、3次元物体認識の世界を体験することができます。また、1万円程度の2D LiDARを用いた本格的な物体認識手法も紹介されています。さらに、別冊付録として「やりなおしのためのコンピュータ技術 Vol.6 地理情報システム」が付属しています。本誌はB5判192ページで、定価1,430円(税込)です。 特集「Pythonで体験!LiDARプログラミング」では、LiDAR(Light Detection and Ranging)技術を活用した3次元物体認識の手法を詳しく解説しています。スマートフォンの点群データを用いた手軽な体験から、安価な2D LiDARを使用した本格的な物体認識まで、幅広い内容が網羅されています。Pythonを用いたプログラミング例も豊富に掲載されており、実践的な知識を身につけることができます。 別冊付録「やりなおしのためのコンピュータ技術 Vol.6 地理情報システム」では、地理情報システム(GIS)の基礎から応用まで
Takashi Imoto
秋月電子通商でRaspberry Pi Pico 2 Wが販売されています。

秋月電子通商でRaspberry Pi Pico 2 Wが販売されています。

秋月電子通商は、新型マイコンボード「Raspberry Pi Pico 2 W」の販売を開始しています。 Raspberry Pi Pico 2 W: 開発ツール・ボード 秋月電子通商-電子部品・ネット通販電子部品,通販,販売,半導体,IC,LED,マイコン,電子工作Raspberry Pi Pico 2 W秋月電子通商 電子部品通信販売秋月電子通商 Raspberry Pi Pico 2 Wは、IoTデバイスの開発や電子工作に最適な小型コンピュータです。Wi-FiとBluetooth機能を備えているため、インターネット接続や無線通信を活用したプロジェクトに適しています。初心者の方でも手軽に始められるよう、豊富なドキュメントやサンプルコードが提供されています。 この製品は、RP2350A SoCとCYW43439無線モジュールを搭載し、2.4GHzのWi-Fi(IEEE 802.11n)およびBluetooth v5.2に対応しています。
Takashi Imoto